上野卓夫の今昔ブログ

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鬼に訊け (今)

薬師寺西塔

 知人の建築士の方からの案内を頂き、宮大工西岡常一のドキュメンタリー映画の上映会に出掛けました。

 スクリーンの真正面、最前列で祈るような気持ちで鑑賞。名言を残したことでも有名である方ではあるのですが、言葉ではなく見る人の心に迫る映像でした。

 僕も若い頃、山で野営しながら樹齢何百年の木の切りだしに立ち会ったこともあり、木が神様であるような気分を何度か味わったことがあります。

 「木を買わず山を買え」の考え方の中には、技術的な側面も勿論あるとは思いますが、山を買う為には先ず山に分け入らなければならない。静かな森に身を置いた時、自然や自分の心の動きに深く耳を澄ますことになる。

 その中で大木が切られ、大きな地響きが森を包んだ時に何も感じない人間はいないでしょう。


 その心を大切にする為に職人は技術を研鑽する。そのような心眼で見たことをを寺社建築を通して西岡棟梁は僕たちに伝えくれているのかなと思いました。

 薬師寺の長老が「薬師寺には樹齢3000年の木を使っている部分がある。御釈迦さんがお生まれになったのが2500年前とすると、その木は神様のようなもの」とコメントされていました。

 その神様に選ばれたのであろう宮大工の作業風景はまぎれもなく「神事」で「静かで強い」印象を受けました。

 映画の後はタイのチェンマイにお住いのうさぶろうさんの「うさとの服」の展示会へ妻へのプレゼントを買いに中崎町に向かいました。


久々のいい休日になりました。ありがとうございました。












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  1. 2012/10/29(月) 15:49:41|
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スケッチから 8



原寸大の家具のスケッチです。自分で制作しているので自分の為に描いているスケッチです。

木とガラスと荒削りな鉄を組み合わせたリーカーキャビネットを飲食店用に製作中で、現在大詰めの段階です。

釘のとめ方から細部の見え方のプロポーションまで原寸で描いてみないと想像ができない時がよくあります。

これは建物の細部も家具もプロダクツも同じ。住まい手や使い手は出来上がったものと原寸でずっとお付き合いするわけなのでこちらも手は抜けません。

不器用な僕は時間をかけてやるしかないのです










  1. 2012/09/06(木) 08:39:56|
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最近見た建物たち (今)


出張の合間、仕事の合間で見た建物群です。

①② 前川國男の埼玉会館

全体の構成や内部もさることながら、魅かれたのは②の部分エントランス部分のまとめ方でしょうか。
エントランスから会館に入る前にちらっと横見するとこの構成が迫ってきます。

③ 宮本先生の土盤建住宅(羽曳野市)

前日に先生のレクチャーを聞き翌日に一人で訪れました。土の上にポンと置いたような木造建築で地震の際も地盤の揺れの影響を少なくする狙い。さらなる試みは屋根の乗っている部分も釘や金物で固定せず建物の揺れと屋根の揺れを別々にする構造。寺社建築に用いる持ち送りを採用しています。

④ 埼玉県川越市の街並(作者不詳)

友人の建築家の勧めで駆け足ですが見学してきました。200年前の大火の際に焼け残った建物が蔵造であった過去があり、それに習って廻りの商家の多くが写真のような造りになったとか。京町家や今井町の街並とは趣の異なる圧倒的なムードがあります。遠景から迫っていくと複雑で過装飾な商家群の瓦屋根が目に飛び込んできました。

以上まとめての紹介になりましたが、三者三様であってとてもいい経験をさせてもらいました。ご縁に感謝です。







  1. 2012/09/04(火) 09:17:50|
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京都迎賓館 (今)



 抽選にはずれ続けて苦節4年今年は見学の機会を得ました。迎賓館赤坂離宮は図面で、相楽園は建築フォーラムのレセプションで訪れたことがありますが京都の迎賓館は一般申込みでやっと見学に漕ぎ着けました。

 全体の構成や庭よりも力を持っていたのは各職人のお仕事です。匠とか技とか流行の言葉で飾ることのできない親切丁寧な仕事です。現代に生きる職人によるひたむきな研鑽の証のようなものであり、心にぐっと迫るものがありました。

 もう一つの興味ごとは使われ方の想像です。逆行禁止が見学のルールであったので、国賓がどういった使い方をするのかを想像して頭に思い浮かべながらゆっくりと時間をかけて見学。

 東京で公務を終えたVIPが京都観光の前に宿泊するとなるとある意味京都の玄関口で最初の印象を与える建物というか住環境ですよね。

 そういった意味でも訪ねてみたかった訳です。いい経験をさせてもらいました。

 因みにこの日のデートのお相手は東京で帽子のデザインをしていた伯母で、見学後はイノダでコーヒーを飲んで大黒屋でざるそばと出汁巻を食べるといった伯母ちゃんの高校時代の思い出コースを堪能しました。























  1. 2012/08/31(金) 08:03:51|
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夏休みの自由研究 (今)

Co Draw_edited-1



夏休みが終わりに近づいた頃、息子の自由研究に付き合いました。夢であり大好きなキャンピングカーの図面とモデルの作成です。

昼間はA4の紙でスケッチセッションをしながらわりと真面目な打ち合わせ。これは涼しいプールの休憩所でやりました。夕食や塾の宿題なんかを終えて夜の7時に図面の書き方講習開始。先ずはA3の裏紙で平行定規や三角定規の使い方をレクチャー。本番の図面を描き始めたのは既に9時をまわっていました。

鉛筆で下書き→墨入れ(ペンで書くこと)→水彩で着色→文字入れ の工程をやりぬくまでがその日の予定。

線からはみだしたり、三角定規が浮いて直角でなかったり、てんやわんやでしたが「かまへんかまへんそのまま行け」と見守る僕。一階を書き終えて風呂に入り、さらに二階にとりかかり上下階が完成したのは真夜中の12時頃でした



次の日はブロックでモデルを作りお疲れ様。


子供なので要領を得るのも早く、僕が初めて図面を描き始めた頃よりも思い切った描きぶりでした。

このまま練習してもらえれば5年後の中学生になった頃には下請けにだせるかも!!!!????


長年愛用している黒檀の平行定規に息子の手垢がついたのは親として嬉しいものです。

子供よりも親の気分がもり上がる自由研究っていいですね。

ちなみにモデルは嫁が監修しました。























  1. 2012/08/30(木) 20:10:28|
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